クロス塗装・塗替え
室内の塩ビクロスは専用塗料での塗替えが可能です。
室内では臭気が気にならない安全性の高い塗料を使用します。ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着し空気清浄化の効果を持つタイプもみられます。
クロス塗装では美観の回復だけではなく、汚れが付きにくい機能や光触媒の効果を期待できます。仕上がりのツヤ加減は落ち着いた「つや無し」か少し光沢を感じる「3部つや」などが一般的です。環境にやさしいクロス塗装です。またクロスの上から珪藻土などの左官仕上げを施し意匠性に富んだパターンを作ることも可能です。
クロス塗装 施工例
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築13年 台所・居間のクロス塗替え施工例01
築10年 居間のクロス塗替え施工例02
築15年 居間天井のクロス塗替え施工例
築9年 和室クロス塗替え施工例
階段塗装
室内階段はキズが付きやすく磨耗のはげしい場所。
普段のお手入れも簡単に済ませがちな部分です。汚れを処理しきれいな状態に戻してから耐久性の良い塗料で塗替えます。
着色された化粧階段などのキズの補修もきれいに仕上がります。滑りやすい階段にはノンスリップタイプや器具などにより転倒を防ぐことも可能です。階段塗装は高度の塗装技術が必要です。
床塗装
市販ワックスではお手入れが面倒ではありませんか?
床ワックスは種類により性能が異なります。耐久性に劣る市販ワックスではこまめなお手入れが面倒ではありませんか。またワックスを塗る前の汚れ落としや傷の補修など、床のメンテナンスは意外に手間がかかります。
高濃度樹脂ワックスや本格的なフロアーコーティングで耐久性の求められる床を長期間にわたり保護します。また定期的なワックス剥離や塗替えも行っています。
自然塗料での無垢材の床や木部のメンテナンスもお任せください。
床塗装 施工例
フローリング塗替え 施工例 高級樹脂ワックス 刷毛塗り仕上げ
床塗替え 施工例 ウレタンクリヤー 刷毛塗り仕上げ
建具塗装
ドアの配色を変えたり、透明塗料でツヤを復元できます!
室内建具は、現場塗装されたものや工場塗装のものなど素材や塗り方が異なります。現場塗装は経年劣化や汚れの付着など美観が低下します。
このような建具も室内専用の無臭性や環境対応型塗料によりきれいに復元できます。ガラス戸の場合には、塗り替えといっしょにガラス自体の清掃やドアノブの磨きなども行うと見栄えが格段に良くなります。
また塗料の光沢加減も調整することができます。透明仕上げのドアをエナメル仕上げに変更することで配色の変更も可能です。クロスの塗り替え時に同時施工としますとお部屋全体のイメージチェンジとなります。
枠塗装(額縁・廻り縁・巾木など)
アクセント部分の色を替えたり、防水性を高める
室内各所にはその箇所に応じて「額縁」「廻り縁」「巾木」などと呼ばれる部位があります。この部分も塗り替えにより保護膜を造り配色の変更が可能です。
特に浴室・水廻り部分の木部は水分や蒸気の影響により変色や塗料のハガレが目立ちます。塗り替えで防水性の回復ができます。
またシロアリの食害により欠損などが見られる例では、木部の交換や部分補修などを行い塗装します。木部のすき間や画びょうの跡、シールの貼り跡なども下地処理を施します。塗り替後には見栄えが良く美観を復元できます。クロス張替えやクロス塗装と同時施工がおすすめです。
和室の白木塗装
白木の美しさをそのままに
白木特有の質感や清潔感は、日本間の雰囲気には欠かせない要素です。ジュラクやクロス・ふすまとの対比により独特の空間を生み出します。白木にはワックス・クリヤーラッカー・自然塗料を用います。変色・日焼けや汚れの付着を抑制します。
経年変色や窓枠・敷居などに見られる黒ずみ・雨しみ汚染は「白木漂白」「灰汁(アク)洗い」と呼ばれる手法で美しさを復元します。桧(ひのき)・ひば・杉などの無垢材塗装では数多い工程を重ねて美しさを長く保つことも可能です。
塗装部位としては柱や長押(なげし)ばかりではなく、天井板や襖(ふすま)・障子・欄間(らんま)などほとんどの部分に白木保護の塗装を施すことができます。つや加減は調整できますが、一般的にはフラット(つや消し)が好まれ肌触りまで考慮した本格的な塗装の技が必要とされます。造作大工の魂のこもった和室には是非ともおすすめのメニューです。
和室の壁面塗装
和室の塗り壁は、お好みの色に塗り替えられます。
和室本来の壁は「ジュラク」と呼ばれ熟練した左官職人による鏝(こて)仕上げです。しかし近年ではクロスの普及により和室の壁面への左官仕上げの例は減っています。平滑な鏝仕上げには、まさしく職人の技が体現されています。
塗装による和室壁のメンテナンスでは、独特の細かなテクスチャー(模様・ざらつき)とつや消しの落ち着いた雰囲気を損なわずに左官壁を塗り替えます。
壁面と柱などの隙間が開いている部分も下地処理で見えなくなります。防カビ性の塗料の使用により衛生面でも安心です。臭気のない塗料で乾燥性に優れた塗り替えは、左官工事での回復よりも短期間で配色の自由性に富んだ施工が可能です。白木の漂白と同時に壁を塗り替えれば、和室全体の新鮮な雰囲気がよみがえります。
和室の地板塗装
和室の地板のキズやツヤを回復
和室の地板は存在感の大きい部分。銘木の美しい木目には魅了されます。屈曲した自然の木目や素材の持つ独自の色合いを塗り替えで復元します。
表面から浅い傷は研磨してから着色を施し、その上からウレタンクリヤーなどを塗装することで修復します。キズが深い場合には、パテ処理を施します。また場合によっては床の間の上面を全面にわたり剥離剤をかけて塗膜をはがします。剥離工程を踏んだ場合には、素地への着色により以前とは異なる色味を持たせることも可能です。
細かな表面だけのキズの場合には、単に研磨したあとからクリヤーを再塗装しただけでも復元できます。なお、上塗りのクリヤーの種類には1液型と2液型があり、強度が求められる場合には2液型の木工用ウレタンクリヤーを塗ります。床柱のキズやツヤの回復も同時に施工しますと和室のポイントが引き立つようになります。
ツヤ加減はつや消し・3部・5部・7部・大つやなど自在に調整できます。水性のクリヤーの場合は、においも気になりませんが地板の場合には強度や密着性の観点からにおいの少ない環境対応型の溶剤型が優れています。